【蹴鞠、なんたるタイミング】〜ブログ100日マラソン29日目〜

わて、蹴鞠、でなくサッカーがいたく好きです。

そして、スポーツが好き、スポーツ観戦が好き。スポーツ観戦は、当然ライブが1番良い。現場に行けないなら、出来るだけ大きな画面で誰かと一緒にリアルタイムで観たい。

ところで、ワシ、昔はサッカー嫌いやった。

Jリーグのチケットは超プレミアで見れなかったし、サッカーのサポーターは軽くてオシャレなノリに見えて、ついていけなかった。代表戦の時だけは、テレビで観てなんとなく熱くなってた、以前のなでしこやラグビーワールドカップの時のように。日韓ワールドカップの時は、テレビ関係の仕事しててイタリアvsクロアチアのチケットを買わされ、鹿島までレンタカーで友達と観に行った。なかなかおもろかった。

サッカーが嫌いだったのが、
・チケット手に入らない=他人事

・観客のノリが合わない=他人事
の他に、

・点入らなくて、チマチマしてて、展開が分かりづらい、スリリングに思えない

ってのもあった。

ワシは19歳頃からバスケットボール観戦にハマってて、テレビでNBAを全試合録画して視聴し、高校バスケや国体を観に行き、NBAのジャパンゲームズに数万円出して観に行き、渡米してNBAを間近で観戦もした。バスケはおそらく最も点の多くはいる球技ではないかな。150対135とかあるからな。一方でサッカーは、0対0とか0対1とか。退屈過ぎてどう楽しんだらいいのかわからなかった。

・贔屓なチームや選手の応援

・肩入れしないチーム同士の試合観戦
は、全く違う、違い過ぎるもの。ワシはサッカー観戦の楽しみ方を知らんかっただけやな。感情移入しないスポーツ観戦ってのは、どうにものめり込めない。競馬も同じで、事前情報やストーリー知らなかったり、お金かけなければ、相当退屈やと思う。

サッカーをのめり込んで観るようになったのは、武蔵小杉に引っ越したことが要因やった。武蔵小杉は川崎フロンターレのホームタウン。街の至る所にフロンターレのポスターやノボリがあり、自転車で週末観戦に市民が通う姿を目にしながら生活してて、フロンターレを意識せざるを得なかった。過去にヴェルディに逃げられた川崎、地域に根ざさないヴェルディという反面教師がいたフロンターレは、地域密着を意識して、ライト層の囲い込みをとても巧みにしてて、ワシも気持ちよくそれに乗っかれた。

・無料チケットをエサに後援会という囲い込み組織に入会させる
・スタジアムは暖かい雰囲気。(暴力的や排他的でないコアサポーター組織とチームの連携のたまもの)

これで、すんなり好きになりサポーターになれた。そして、なにより惹かれたのが、
・攻撃一辺倒のわかりやすいチームスタイル

サッカーなのに、6-0とか4-5とか点取り過ぎたり、取られ過ぎたりする。近鉄バファローズのいてまえ打線とか、NBAフェニックスサンズのラン&ガンのような派手な試合。やはり点が入ると楽しい。普段点が入るから、点が入らない試合も味があるように感じる。

知らぬ間に、サッカー好きになってもた。そして、高校サッカーも観て「この選手はフロンターレの誰に似てる」「この選手フロンターレに来て欲しい」と思って観て、香港行った時も同じ目で香港サッカー観に行ってた。そして、日本代表の試合もフロンターレの選手を主に応援する、サッカーの全てをフロンターレというフィルター越しに観ることに。

前置きがスーパーロングになってまったが、フロンターレサポーター歴は11年ほど。年間シート買ったり、シーズンチケット買ったり、アウェイを日本全国巡ったりしてた。優勝がかかった試合もこれまで5回観戦に行ったが全て2位。去年も多くの試合観戦に行ったが、優勝かかった最終節だけ、約束してしまった地元のイベントがあり、どうしても観に行けなかった。そして、そんな時に限って、

念願のチーム初優勝

を果たすことに。。

家に帰って録画観て、何度も何度も観て、それでも嬉しかったよ。途中までのプロセスはメチャメチャ堪能したし、最後の瞬間だけ1人時間差やっただけ。

ほんでもって、今回のワールドカップ、日本対コロンビア戦。大会2カ月前の監督交代、チームバラバラで干されてた選手が中心に戻るカオス状態。相手ははるかに格上なチーム。圧倒的に不利な状態、負け濃厚、引けわけで大健闘、勝ったらミラクルな下馬評やった。

ロシアまで観に行きたかったが、波にノリ遅れ。さらには、試合当日に地元の市民講座の主催を入れてしまうという痛恨のミス。自宅でパブリックビューイングイベントを企画して直前まで受け付けてたが申し込みこなかったので、「家でディレイで応援するか」となり。市民講座終えた後は参加者のお仲間とゆっくり歓談して帰宅しましたの。

そしたら、日本代表がまさかのコロンビア撃破!いんやー、驚いたでゴンスよ。西野さんは与えられた状況をフルに活用して結果出した。そして、ワシの奇跡の瞬間を見逃すタイミング力は、ニントモカントモ。ワシがリアルタイムで観ないといい結果が出るジンクスなのか(・∀・)

タイミン、グ〜

ビビアンスはん( ^ω^ )

ビビアンスー、美しおすなぁ

・昌子の手堅いプレー、ミスせず、足元もしっかり。マークも競り負けない強さ高さパスワークも申し分なし
・柴崎のチャレンジパスと攻め上がる柔軟性
・長友の上下動と固い守備、堅実なマークとクリア
・長谷部のキャプテンシーとバランス
・落ち着いてPK決めた香川
・決めた大迫、代表でベストなパフォーマンス。クサビもサイドに流れてのパスワークも良し。
・アシスト決めた本田
・西野さんの超的確なスタメンチョイスと交代策

必要な要素が、本番でガシっと噛み合った。
開始3分の、ペナルティーエリアで猛攻したからこそ、もらえたPKと相手のレッドカード。その機会もしっかり活かせた。

2カ月前の監督交代で、空白だった無意味な4年間、みたいなこと言われたけど、

・予選を突破すること
・個々の選手が成長すること

これが大前提で、さらにチームが熟成して、観客が楽しめたら最高ってことじゃないかな。

Jリーグがレベルアップして、ヨーロッパ移籍の踏み台としては機能して来た。あとは外国人枠撤廃などによるさらなるリーグのレベルアップと、海外からの出戻りもポジティブに捉える行き来の柔軟な仕組み作りが必要かな。海外の選手との試合が多いほど引き出し増えて選手も成長できるから、もっと選手はヨーロッパに出たり戻ったり、良い外国人選手もいっぱい出れるように、選手の成長を促進して欲しい。

そんなコロンビア撃破な日を終えての気づきとして、以前ならリアルタイムで感動の時を目の当たりに出来なくて後悔したこともあるけど、ここ最近は「念願叶って、十分幸せじゃん」って心から感じて余裕持てるようになった。自分自身や色んなことを大事に生きていられるからと思う。

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